スピード感(仮)

自分の好きな音楽、中古屋で収穫したCD等についてつらつら語ります

氣志團万博2018(2日目)に行ってきました!

今年も恒例の夏納め、氣志團万博へ行ってきました。
簡単な忘備録です。

 

グループ魂
平均年齢50歳のおっさんらがしょうもない曲をかき鳴らすというかたちのパンクバンド。
2017年のブルーリボン賞 主演男優賞受賞俳優でもある阿部サダヲ、彼がステージにあがるだけで会場全体が沸くから凄いです。
しかしまあ港カヲルによる「氣志團万博とかけまして女と解きます。その心は?たまにしかやらせてくれません」という前説からもうひどいw。
3年ぶりの出演ということで『ペニスJAPAN』も3年ぶりに聞いた。この曲は群を抜いてひどい。

 

LiSA
ここ数年の自分にとって最も肌に合わない音楽ジャンルの一つにアニソン系がありまして。彼女は演歌的な歌唱ではないので聴きやすい方ですが、それでもあまり聴かないなあという。
そこで仲直りのためにも見に行いった次第です。
『best way,best day』をはじめラウド且つパンキッシュな楽曲群は確かにカッコよかったけど、それ以上にMCがきっついなぁという別の発見が。
声もキャラも作りすぎじゃない?、という違和感に耐えきれず休憩へ。

 

東京スカパラダイスオーケストラ
思い出深い『銀河と迷宮』をやっと生で聞けた!
  
ORANGE RANGE
彼らがメガヒットを飛ばしていた時期が自分の中学3年間にちょうど重なるので、曲がもう染み込んでいる。見ないわけにはいきません。見るのは5年前のロッキンぶり。
初っ端の『上海ハニー』から『以心電信』『イケナイ太陽』というアラサー皆殺し全員大合唱の夏アンセムの数々。
イベントを通しての曇天だったにもかかわらず、『イケナイ~』のときだけ唯一太陽が顔を出したの、出来すぎでしょう。
大胆にも2曲目に入れ込んだ新曲『Ryukyu Wind』が「らしい」エレクトロポップなのも良かったです。
メンバーがいい感じにおっさんになっていて(YAMATOだけは若い)月日を感じたりもしましたが、別の意味でそれを感じさせたのは演奏のビルドアップぶり。
中でもラストの『キリキリマイ』は凄みすら感じる演奏でした。正直もっとダサい曲だったはず。最後はギターノイズをぶっ放して帰って行きました。

 

the GazettE
100点満点のライヴでした。彼らがかっこよくあり続ける限りはヴィジュアル系は死なないと思う。
好感度の塊であるRUKIさんMCですが、中でも「いつも来てくれてる奴ら!お疲れ、初めての人!また暴れましょう」ってのがよかった。

 

森山直太朗
このフェスでの愛されキャラこと直太朗氏。
皆の期待通り『夏の終わり』を披露したあと、氣志團カヴァーを経てのラスト『群青』が素晴らしかった。
サビで「Hey Siri 僕の悩みを聞いてくれよ」と誰にも言えない悩みをsiriに向かって打ち明ける描写がとても印象的な楽曲なのだけど、二番から何故か氣志團の面々がステージに出てきてサビに合わせて一人一人尻を出していく…。
最後それを直太朗が怒るんだけど、実は自分もズボンに穴が空いていて尻出てたというオチ。
なんでそんな演出にしちゃうのかなあと思うんだけど、彼なりの照れ隠しなのかなとも。

 

HYDE
ソロになっても圧倒的なカリスマぶりは健在。
個人的にはラウドロック路線にいまいちハマれないだけに『HONEY』の良さが際立つ。これにはフードエリア含めた会場が沸いた。

 

ヤバイTシャツ屋さん
HYDEがまだやっているうちから本気のリハ(『Tank top of the world』含む)をやってしまうという怖いものなしぶり。
自らが築き上げた「ラルク」という看板を乗り越えようともがいている(ように見える)彼とは対照的に、取るに足らない学生の日常的な歌詞の曲を無邪気に演奏しめちゃめちゃ盛り上げる彼らの姿を見ながら複雑な気持ちになったよ…。
初見でしたが、曲はキャッチー+演奏はしっかりカッコいい+ちょうどいいテンポ感でサクサク笑いをとっていく漫談MC、というそりゃあ売れるわという印象です。
『あつまれ!パーティーピーポー』『ハッピーウェディング前ソング』なんかでは柄にもなく大声でシンガロングしてしまいました。
個人的には『週10ですき屋』も聴きたかったな。

 

THE ALFEE
今日のお目当て。結成45周年とのこと。
そもそもフォークを出発点としながらHR/HMを取り入れていった時点で意味不明なのですが、グラサン・フォークおじさん・ヘビメタで王子という3人の並びは改めて見てもやっぱりおかしい。
野外ライヴのパイオニアだけあるステージング、圧倒的な声量・ハーモニー、スタジアム仕様のゴージャスな音作り、そして平成のゆとり世代(ヤバT)に喝を入れるが如くの熱い歌詞・・・全部最高。
シングル曲をメインとした構成ながら、まさかの選曲として坂崎氏が謎のハイトーンを聞かせる名ミドルメタル『恋の炎』も。

 

MIYAVI
正直なところ『SAMURAI SESSIONS vol.2』以降の楽曲がいまいちだな~と思っていましたが、やっぱりライヴで観るとカッコよかったです。
サイドにシンガーを配したことで益々本人の歌が減ったのが寂しくもあるのですが、ギターがあれだけ歌い叫んでいるのだから不要なのだということは理解できます。
基本的にダンスチューンを並べたセットリスト。
ただ彼の真骨頂は『Fire bird』『WHAT'S MY NAME?』といったアッパーなロックチューンだと思うのでこの路線での新曲が欲しいところ。
いろいろ書きましたが、とにかくカッコよかった。

 

氣志團
『走れ正直者』『踊るポンポコリン』あり『U.S.A(O.N.C)』ありの、学園祭のクロージングセレモニーのようなあったかいステージ。
翔やんも「ありがとう以外言うことがない」と言っていましたが、こちらもありがとう以外書くことが思い浮かばない。最高の夏納めをありがとう…!!
『ゆかいな仲間たち』とか『Theアイシテル』あたりの曲の良さも再認識。

 

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ではまた来年~!