スピード感(仮)

自分の好きな音楽、中古屋で収穫したCD等についてつらつら語ります

下半期・年間ベストトラック2016

 

diaryshinikana.hatenablog.com

 

ではでは続いては下半期、および年間のベストトラックを。
2016年なので16曲です。

 

16.KANDYTOWN『R.T.N』

KANDYTOWN <通常盤>

KANDYTOWN <通常盤>

 

話題作だから手に取りました(ミーハー)。
ソウルのサンプリングを中心としたトラックのお洒落さにも惹かれますが、見た目から連想されるギャング系のラッパー集団のようなダーティーなリリックがないのが特に良いですね。
クールな音楽をバックにクールにラップしてクールに街を歩くというスタンス。
元々草刈正雄の息子(故人)を中心とした集まりだったからか、不良っぽさと品の良さが絶妙なバランスです。

KANDYTOWN - R.T.N - YouTube

 

15.A9『ANIMUS』

LIGHT AND DARKNESS

LIGHT AND DARKNESS

 

Alice Nine名義のラスト作では迷走感も否めなかった彼らですが、事務所独立&改名を経て再び軌道修正。
アルバムはシティポップ調の曲なんかもある(しかも意外と様になってる)充実作で、『VISUAL JAPAN SUMMIT』で披露されなかったのがもったいないなーと。
この曲はスペーシーな電子音が光る、得意の4つ打ちVロック。王子様感のあるヴォーカルがハマっています。

 

14.METRIK『LIFE/THRILLS feat.Nagawd』

Life/Thrills

Life/Thrills

 

都会の夜景・夕景が好きなんですが、たまたまそんな感じのジャケを見つけて手に取ったイギリスのドラムンベース系のユニットの2ndから。
フィーチャーされたラッパーとトロピカルな鍵盤がイマっぽい、ドラムンダンスポップ。
声ネタの使い方も流行りなのかもしれませんが、Major Lazorっぽくもありますね。

 

13.For Tracy Hyde『Her Sarah Records Collection』

Film Bleu

Film Bleu

 

うわああああ何という青春の煌めきギターポップ
みずみずしいメロディーに音を外し気味なヘタウマ女子ヴォーカル(ルックスはモデルさんみたいなのになあ)が乗っかるという、特に新しい発見もない音なのですが、やっぱりこの系統には抗えませんでした。
ちなみにバンド名にhydeという文字が入っていますが、この曲のメロディーはtetsuの『Can't stop believing』っぽいです。

 

12.L'Arc~en~Ciel『Don’t be Afraid』

Don't be Afraid【初回盤】(Blu-ray付)

Don't be Afraid【初回盤】(Blu-ray付)

 

 tetsuyaのペンによるシングル曲。
『EVERLASTING』『Wings Flap』と初期のNW感に2010年代的サウンドメイクが融合したような楽曲が続いていたラルク
てっちゃんさんソロシングルがポジティブ一辺倒だったこともあり、そろそろ『READY STEADY~』『Link』みたいなのが来るかと思いきや、これもどこか初期的な憂いを湛えたアップチューン。なんとなく『DAYBREAK'S BELL』を彷彿とさせたりも。
Bメロが特に好きです。

 

11.Two Door Chinema Club『Je Viens De La』

GAMESHOW/DELUXE EDITIO

GAMESHOW/DELUXE EDITIO

 

 流行に乗って彼らもアーバンファンク化。
見た目がどうこうも含め、よりスタイリッシュな山下達郎みたいな感覚。

 

10.有村竜太朗『鍵時計』

デも/demo(通常盤)

デも/demo(通常盤)

 

 ノベンバやPeople in the boxなどこの手の系統が好きな人にとっては垂涎ものの面子が揃っているソロ作ですが、いつも通りのプラでした。
暖かいメロディーが染みる、フォーキーな1曲。

 

9.清竜人25『アバンチュールしようよ』

 まさかの解散な彼らの夏シングル。
ゴージャスなホーン・ストリングスを従えた、夏らしいAOR
ちょうど自分のここ数年の流行にハマったのもありますけど、これはソロ・25含めてもかなり上位に来るぐらい好き。
チャラいMVも良いなあ・・・。

清 竜人25「アバンチュールしようよ♡」 - YouTube

 

8.きのこ帝国『夏の影』

愛のゆくえ(初回限定盤)(DVD付)

愛のゆくえ(初回限定盤)(DVD付)

 

 いきなり余談ですが、iPodシャッフル再生で伊勢正三のあとにこの曲が流れて来たのですが、まったく違和感がなかったです。
そんなダブフォーク。
個人的には寂しく終わってしまった今年の夏にあまりにもハマった1曲です。

 

7.Alexandros『Feel like』

EXIST!(初回限定盤A)(DVD付)

EXIST!(初回限定盤A)(DVD付)

 

 アルバム『EXIST!』から。
近年のテイラースイフトMaroon5あたりを彷彿とさせるような最新型アメリカンポップスを再現して見せたような1曲。
こういう軽やかなポップスもこなせるとは器用だなあ。
ますます鎖国化進む日本のポップシーンに2010年代の海外のポップシーンのトレンドを輸入してくれる貴重な存在になってくれるのではと期待。

 

6.乃木坂46『サヨナラの意味』

サヨナラの意味(Type-A)(DVD付)

サヨナラの意味(Type-A)(DVD付)

 

 いい曲ばっかり続けてリリースする乃木坂ちゃん。中でも橋本奈々未さん卒業記念のこの曲は感動的。同じく今年のぱるる卒業曲とどうしてこうも違うんだ。
Bメロ「過ぎ去った普通の日々が~」の「日々が~」の部分のメロが特に好きです。
あと欅坂も乃木坂もサビではガイドボーカル?の男性の声がうっすら残っているのですが、これがまた切なさを引き立てます。

 

5.w-inds. 『Backstage』

Backstage 初回盤A(DVD付)

Backstage 初回盤A(DVD付)

 

 トロピカルハウスを取り入れた意欲作…というよりは既に次の次元に達しているような。こんな曲他で聞いたことなかったです。
トラックを引き立てる涼しげなコーラス・歌声が素晴らしく、彼らが歌ったからこその奇跡の完成度なのではと。LDH界隈でも同事務所のISSAや大知でもどこか暑苦しくなってしまう。
また、ダンス担当2人のクールな掛け合いを聴いてると『NEW PARADISE』(7thシングル)の2016年版と言えるんじゃないかと思ったり。

Backstage(MUSIC VIDEO Full ver.) / w-inds. - YouTube

 

4.the band apart(naked)『light in the city2』

1

1

 

 バンアパのアコースティック編成による過去曲のリアレンジアルバムから。ちょっと反則気味のエントリーですが。
元々シューゲちっくな轟音で疾走するギターロックだったのが、テクニカルなアコギが光るほっこりミドルナンバーに。
この方がメロディーが光って、原曲より好きですね。
朝の通勤のお供!

【MV】the band apart (naked) / light in the city 2 - YouTube

 

3.パブリック娘。『このままこの電車に乗って』

初恋とはなんぞや

初恋とはなんぞや

 

 男子3人組ラップ・ユニットのデビュー作より。
リリックで引用されている『イツナロウバ』にもどこか通じる、だらだらした学生生活の煌めきとセンチさがつまったヒップホップです。
最後の女の子たちとの掛け合いパートのまぶしさにで一気に涙腺にこみあげてきます。

 

2.Bruno Mars『24K Magic』

24K MAGIC

24K MAGIC

 

 ジャケがチャラい。1回あのポーズで写真とってみたいんですが、確実に似合わない。
ラグジュアリー感溢れるアーバンファンクです。成功者でないと放てない輝きがあります。
プリンスとかが引き合いに出されていますが、個人的には『BEFORE THE DAYLIGHT』の頃の角松敏生を思い出しました。

 

1.The Florist『Sadness Like Water Raining Down』

Blood Music

Blood Music

 

ド直球のUKロックを奏でる日本のバンドの1stから。
幻想的なクリーントーンギターに乗せたドリームポップ…というかアルバム全体がほとんどこの調子なのですが、透明感に満ちた歌声が素晴らしくて聴き惚れてしまいます。
中でもこの曲は特にメロディーに広がりと切なさが感じられて好きだなー。

視聴音源が見つかりませんでしたので、アルバム表題曲(これも名曲)を。

The Florist - Disintegration - YouTube

 

 

ということで上期の聞き逃しを含め、2016年のベストは

10.TWEEDEES『STRIKERS』

9.STUTS『Special Day feat.CHIYORI

8.the band apart(naked)『light in the city2』

7.パブリック娘。『このままこの電車に乗って』

6.清水翔太『Damage』

5.M83『For the kids』

4.Bruno Mars『24K Magic』

3.The Florist『Sadness Like Water Raining Down』

2.METAFIVE『maisie’s avenue』

1.The 1975『THIS MUST BE MY DREAM』

 

ということでやはりThe 1975が2016年の1位です。
The1975との出会いは本当に大きかった。
UKロックとして手に取ったつもりが、ビルボードチャートに並ぶ世界のアーバンポップ達への扉を開いてくれましたし、サマソニに行くきっかけにもなりましたし。
それを機に?私生活でも気の持ちようとかも結構変わりまして。久々に音楽に色々変えてもらったような気がします。

 

では良いお年を~