スピード感(仮)

自分の好きな音楽、中古屋で収穫したCD等についてつらつら語ります

下半期ベストトラック2017

あっという間だった2017年。
サマソニ・VJS・氣志團万博と参加したどのフェスも素晴らしかったですし、
その他のプライベートではドバイ旅行と3年ぶりのシンガポールそしてホノルルマラソンが楽しかった、そんな1年でした。

 

では2017年下期によく聴いた曲です。
カヴァーものであまりに良かった2曲も選外として選びました。


選外:TWEEDEES『プリン賛歌』

à la mode

à la mode

 

これはズルい。アニメおじゃる丸のED。
幼いころよく聞いていたこの曲が見事にTHE沖井礼二サウンドに生まれ変わっていて、その相性に驚きましたね。

 

選外その2:半田健人『justφs』

HOMEMADE

HOMEMADE

 

「JustiΦ's」MV 半田健人 - YouTube

自身ですべての詞曲演奏を手掛けた宅録アルバム『HOMEMADE』より。
正直門外漢では評価不能の狂ったアルバムです。カメレオンのようにころころ変わる歌声も、『どすこい超特急』に代表される曲タイトルも・・・。
そんな中思い出補正もあって一番聴いてしまうのは、やはり自身主演の仮面ライダー555主題歌のこれ。
思いっきり昭和歌謡なアレンジでしっかりアルバムに馴染んでいます。
歌い方は他の曲同様昭和歌手っぽいようで、どこか原曲でのISSAの歌唱に引っ張られているのが可笑しい。


16.THE RAMPAGE from EXILE TRIBE『100degrees』

100degrees

100degrees

 

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE / 「100degrees」 (Music Video) - YouTube

LDHの悪ガキ集団の4thシングル。TVでのパフォーマンスもMVもイキりまくりで凄かった。コンビニで彼らがたむろしてたら逃げたいと思います。
メロディーもラップも良いのですが、何よりトラックがカッコいいな。
ハイロー関連の諸作と並ぶ、LDHの本気がここに。

 

15.PUNPEE『Bitch Planet』

MODERN TIMES

MODERN TIMES

 

 さすがにおさえとかないとまずいだろということで聴いたアルバム『MODERN TIMES』より。
どちらかというとアルバムトータルで評価されるべき作品ですが、強いて1曲あげるならこれかなと。
00年代初頭のR&Bみたいなキラキラしたトラックにツボを突かれ、RAU DEFとのコミカルなやりとりにほっこりしました。

 

14.Hi-STANDARD『The Gift』

THE GIFT

THE GIFT

 

 まさかのフルアルバム。リアルタイムで聞いてたらまた違った反応になるのでしょうが(陰キャ)、後追いの身なのですんなりと受け入れられました。
甘酸っぱいメロ×ヘタウマなハーモニー×疾走、というハイスタ黄金律を見事に再現した名曲。
アルバムはちょっといまいちでしたが、この曲に関しては往年の名曲群に充分肩を並べられるんじゃないかと。

 

13.AKB48『11月のアンクレット』

11月のアンクレット

11月のアンクレット

 

【MV】11月のアンクレット Short ver. / AKB48[公式] - YouTube

AKB久々の超快作。
まゆゆ卒業記念シングルで、ノスタルジックな気持ちにさせるメロディーをナイアガラ調のアレンジが引き立てます。
『ラブラドール~』のときもそうだったし、秋元康の中ではまゆゆ=ナイアガラなのでしょうか。髪型ちょっと聖子ちゃんっぽいし。
しかしどんどん知ってるメンバーがいなくなっていくのは寂しいものです。

 

12.weezer『Weekend Woman』

PACIFIC DAYDREAM [CD]

PACIFIC DAYDREAM [CD]

 

歪んだギターが大きく後退した異色作『Pacific Daydream』より。
今の音楽シーンに合わせた打ち込みリズムが目立つサウンドなのですが、そこに持ち前の美メロがうまくはまったかたちなんでしょうね。
この曲は比較的従来に近いアップテンポナンバーで、サビでこれでもかというほどキラキラしたメロディーに浸れます。

 

11.AKLO×JAY'ED『Different Man』

Different Man

Different Man

 

AKLO×JAY’ED「Different Man」Music Video - YouTube

BACHLOGIC全面プロデュースによるコラボ盤より。
The WeekndっぽくもあるしBlood Orangeっぽくもある、最新のR&Bポップ。

 

10.gibkiy gibkiy gibkiy『告白』

In incontinence

In incontinence

 

イントロ大賞。特にaieのギターが入る瞬間はまるで地獄への扉が開くかのよう。
ここ数年を振り返ってみてもロックでここまで痺れたイントロはなかったような。
曲自体はひたすら「愛してる~」という呻きが続きます。呪われそう。

 

9.HAIM『Ready For You』

SOMETHING TO TELL YOU [CD]

SOMETHING TO TELL YOU [CD]

 

HAIM - Ready For You (Audio) - YouTube

数年ぶりにリリースされた2ndより(1stが出たときノーチェックだったのは痛かった)。
バンドらしい骨太さは後退した分、80年代アメリカンポップス色が前面に出た1枚でした。
捨て曲なしだったのでどれ選んでもよかったのですが、今回は3姉妹のコーラスワークが堪能できるこの曲を。
なんかフレンズとかフルハウスとかで流れても違和感なさそう。

 

8.KEYTALK『誓い』

誓い

誓い

 

今年遂にCOALTAR OF THE DEEPERSのライヴに行ったのですが、最寄駅でギターの小野氏を見かけまして。聴かず嫌いは良くないと聴くようにしましました。
この曲はシングル『セツナユメミシ』のc/wでドラマー八木作。
前半はポストロック寄りのギターが印象的なアップテンポの歌ものなのですが、後半はギターソロを合図に宇宙空間へ飛んでいきます。
怒涛のドラミングや轟音を切り裂くフリーキーなギターはどこか『The Breastroke』を彷彿とさせますし、シンセの感じや近未来アニソンっぽい雰囲気は『Yukari Telepath』っぽい。
心なしか首藤ヴォーカルもナッキーに聞こえてきます。
DEEPERSファンは是非チェックを!

 

7.関ジャニ∞『今』

ジャム(通常盤)

ジャム(通常盤)

 

SMAP『オリジナルスマイル』あたりの馬飼野康司による諸作やV6『Believe Your Smile』などと並ぶ究極のジャニーズポップス。
提供はニセ明こと星野源(吉岡里帆とのあのCMだけはどうにかなんないのかな)。
『YELLOW DANCER』以降特に才能が爆発している彼ですが、ジャニーズアイドルにまで名曲を提供できるとなると本当に敵なしというか。
自身のシングルもc/w含めて良かったです。

 

6.LUNA SEA『Thousand Years』

Thousand Years

Thousand Years

 

そのあまりのラフさ加減にちょっと面食らってしまったアルバム『LUV』。ジャケのイメージと全然ちげぇ~!
メロディーに悪い意味での90年代っぽさも感じてしまう曲もありましたが、次の展開に希望が持てる作品ではあります。
そんなアルバム中で一番気に入ったのがINORAN作のこれ。
現在の氏のモードをそのまま持ち込んだカラッとしたオルタナロックで、近年のINOソロが好きな身としては感涙の1曲でした。
「オーオー」のコーラスもエモい。

 

5.米津玄師+菅田将暉『灰色と青』

灰色と青 ( + 菅田将暉 )

灰色と青 ( + 菅田将暉 )

 

米津玄師 MV「 灰色と青( +菅田将暉 )」 - YouTube

今の日本のエンタメシーンにおける最もトレンディーな組み合わせ。
純粋に良い歌です。Aメロがいいんだよなあ。

 

4.David Guetta & Afrojack『Dirty Sexy Money feat.Charli XCX & French Montana』

Dirty Sexy Money (feat. Charli XCX & French Montana) [Explicit]

Dirty Sexy Money (feat. Charli XCX & French Montana) [Explicit]

 

2017年夏最大の恨みと言えばCharli XCXのサマソニドタキャンです。自身のシングルも客演曲もどれも良かったので今年是非一度見たかったのですが…。
大物DJ二人のコラボによる、ノイジーなダンスチューン。
クリスマスソングみたいな綺麗なシンセによる導入でメロウ路線かと思わせといて、全然そんなことなかったですし、なんなら歌詞は中々エロい。
彼女のハスキーな歌声にはこういう畳みかけるようなメロディーが合いますね。

 

3.欅坂46『太陽は見上げる人を選ばない』

真っ白なものは汚したくなる (Type-A)(DVD付)

真っ白なものは汚したくなる (Type-A)(DVD付)

 

去年の『世界には愛しかない』『二人セゾン』があまりに素晴らしかっただけに今年のシングルの不出来具合には唖然とする他ないのですが、アルバムには良曲がたくさんあって安心。
EDMをベースとし爽快に突き抜けた、2017年に在るべき王道アイドルソングという印象です。
サビ後の「OH OH OH...」も今風で且つちょっとエモい。
個人的にはシンガポール放浪中にメトロでよく聴きました(あの近未来都市によく合うんですよ)。

 

2.DJ RYOW feat.SALU & SOCKS『ORERA NO ERA』

THE MIX TAPE VOLUME #5 -4eva Young-

THE MIX TAPE VOLUME #5 -4eva Young-

 

DJ RYOW feat.SALU & SOCKS『ORERA NO ERA』【Music Video】 - YouTube

思いっきりミーハー発言ですが、今年のSALUは凄かったですね。自身のソロ作や幅広い客演のどれもよかった。
物騒なフリースタイルバトルやギャングの独白みたいなラップにあまり馴染めない身としては、彼みたいなスタイルのラップをもっと聴きたいなーと思う次第です。
とくに最近の彼の場合はリリックやMVの表情から、今を楽しんでいるのが凄く伝わってくるのが良いなと。
『CATTY』か『illuminate』とも迷ったのですが、今回は今の自分に向けての応援歌としてこれです。

 

1.kygo『Stranger Things feat.OneRepublic』

Stranger Things

Stranger Things

 

Kygo - Stranger Things (Audio) ft. OneRepublic - YouTube

今頃になって前作『Cloud nine』をヘビロテ中なのですが(主に出勤中)、やっぱりトロピカルハウスは耳に優しいし癒されます。
この曲はOne Republic本体にも通じる開放的なメロディーが印象的な、お得意の浮遊ポップです。
何より綺麗な音色のドロップが気に入りましたね。
夏にも聴けそうですが、冬の夜空を眺めながらのチルアウトとしても良いかなと。

 


ということで、上期と合わせ2017年ベストソングは

5.欅坂46『太陽は見上げる人を選ばない』
4.DJ RYOW feat.SALU & SOCKS『ORERA NO ERA』
3.kygo『Stranger Things feat.OneRepublic』
2.DJ Khaled『I'm the one』
1.JJJ『BABE feat.鋼田テフロン

でした。

2018年も良い一年になりますように。