スピード感(仮)

自分の好きな音楽、中古屋で収穫したCD等についてつらつら語ります

1月の中古屋おかいもの【NeoBallad/AA=/Krayzie Bone/青樹亜衣 etc.】

2016年あけましておめでとうございます。

正月にまったりしすぎた反動か、新年から大変忙しく早くも月末。
( (*´ω`)←「まったり」と打ったら、変換候補にこれが出てきた)
ですがそのストレスを解消するかの如くちょくちょく中古屋には行っておりました。
では早速!


NeoBallad『001』

01

01

 

 元GRASS VALLEYのドラム上領亘とシンガー若狭さちによるユニットの1st。
民謡×ニューウェーブを標榜しているとのこと。
80's色は随所にあれど正直そこまでニューウェイブという感じはしないのですが、氏独特のドラミングやカラフルなアレンジなど聴き所は多し。
そして何より歌が良いです。
凛とした力強さ・そしてかわいらしさを兼ね備えた声が素敵で、民謡から堅苦しさをとっぱらい良い意味でライトに聞かせることに成功しています。
アレンジとの相性も良く、彼女の歌でなければこのプロジェクトは成り立たないのでしょうね。
シンセアレンジが壮大な『斉太郎節(宮城県民謡)』、可愛らしいエレクトロポップ(歌も激キュート)『茶碗蒸しの歌(鹿児島県民謡)』、間奏のシンセとドラムのバトルがスリリングなスピードチューン『秋田大黒舞(秋田県民謡)』、高速ジャズと化した『新島大量節(東京都民謡)』などがお気に入り。

12月末に店でたまたま見つけたので何も考えず手に取ったのですが、正月に聴いてみたら凄くマッチしました。

 

C4『ORGA』

ORGA

ORGA

 

 元Kill=SlayedのTOKIやLaputaリズム隊を中心とする4人組の再録ベスト。現在はBABYMETALやdCprGで知られるメタルギタリスト大村孝佳がギタリストとして所属しています。
音楽的には吉川晃司(声も似てる)あたりに近い男泣きビートロックではありますが、超テクニカルなギターを中心に演奏にはかなりの聴き応えがあります。
再録によって特に『UNITE』が大化け。ギターが凄いことになっています。
しかしたまに打ち込みを使ったり4つ打ちになったりもするものの、ビートロック一直線で18曲は流石にキツい…。新曲も1曲ありますが、良くも悪くも馴染んでいます。

 

V.A『DEAD END Tribute-SONG OF LUNATICS-』

DEAD END Tribute -SONG OF LUNATICS-

DEAD END Tribute -SONG OF LUNATICS-

 

 岡野ハジメと音楽ライター大島暁美プロデュースによる、V系の始祖DEAD ENDのトリビュート。
cali≠gariBorisなどバンドとして参加しているものもありますが、基本的には個人参加による即席バンド形式。
なので自ずと演奏はほぼ完コピになってしまい、その点が賛否あるようですね。
何より聴き所は各ヴォーカリストの熱演。癖のあるヴォーカリスト博覧会状態の今作ですが、中でも癖まで完コピなHYDEや往年以上の怪音波ぶりなakiが凄いです。
また正直他と歌唱力がワンランク落ちるためあまり評価の高くない越中睦士に関しても、爽やかさが意外と曲にマッチしていて私は好きです。Λuciferの新曲かとさえ思った。

 

AA=『The Klock』

The Klock

The Klock

 

 沢尻エリカ主演映画『ヘルタースケルター』主題歌。
表題曲はいつものゴリゴリのデジタルハードコアからサビでメロウに急展開する名曲。金太郎飴な作風になって久しいですが、ここまで物悲しいメロディーは初かも。
3曲目は67分のライヴ音源を丸々収録。一部MCにピーが入ってますが。名盤『#3』を中心とするセトリで、音も良いのでかなりお得です。
児島実のギターはやはりかっこいいなあ。

 

NMB48『世界の中心は大阪や~なんば自治区~』

 未開封100円で売ってたのと、水着ジャケの異様なエロさに耐えられず買いました。
ほんのり滲み出る切なさでキュンとさせるもMVでの水着ダンス(さや姉がエロい)がそれを台無しにする『僕らのユリイカ』、クールなエレクトロ『カモネギックス』などシングル曲は改めて聴いても良いですね。
タイトルのわりに大阪を強調する曲は無し。

 

Suede『Singles』

Singles

Singles

 

 好きなんです、スウェード
他のUKロック勢と比べ、圧倒的にヴォーカルに癖があるというかはっきり言ってキモいのですが、V系で鍛えた耳にはこれぐらいの歌声でないと。大好きな声です。
しかしどの曲もしっかり耳に残る。『New Generation』とか超POP。
一方『The Drowners』等かなり癖のある曲も多いですが、それらもギターフレーズはキャッチー。
そういえば新譜が出たようで評判も良いようですがはたして…(前作にあまりハマらなかったので)。

 

Krayzie Bone『Mellow Smooth And Krayzie』

メロウ・スムース・アンド・クレイジー

メロウ・スムース・アンド・クレイジー

 

 アメリカのHIP-HOPグループBone Thugs-N-Harmonyの元メンバーの国内編集盤。小室哲哉のソロ作での客演で知りました。
元々メロディアスなラップを得意とする人のようですが、タイトル通りメロウな曲ばかりが集まっているので、シンガーの客演がない曲でさえも超キャッチー。デートやお店で流したらお洒落かも。
『I Still believe』にはマライアキャリーが参加するなど結構な地位がある人ながら、日本で国内盤として手に入るのはこれ含めて数枚程度のよう。

 

青樹亜衣『愛の天使パトラー』

愛の天使パトラー

愛の天使パトラー

 

 80年代にひっそりと活動し、今なおカルト的人気を誇る歌謡曲シンガーの2012年のシングル。
当時の楽曲をまとめた編集盤を聞いたことがあるのですが、当時の曲とやってることが何も変わらなくてビビりました。
かわいらしい打ち込み歌謡ポップスながら、宇宙をテーマにした世界観や宇宙語の台詞までもが出てくるなどあまりに狂った作風です。
コスチュームも含め宇宙路線で固めているのかと思いきや、2曲目に突然フツーのラブソングが出てきて混乱させられるのも当時と変わらず。
これ↓聞いて気になった人は是非。


愛の天使パトラー 青樹亜依 2012.11.7発売  youtube

数年前まで彼女のお店が都内にありました。レコードも大々的に飾ってあって・・・。