スノープリンス合唱団『Snow Prince』レビュー
今日の関東は雪が降りましたね~。
おかげで外出予定がおじゃんになったりもしましたが、それでもやっぱり雪が降るとウキウキした気分になります!
こういうときのためにiPodには雪に関する曲のプレイリストを組んでいるのですが、その中からこれをレビューします。
スノープリンス合唱団『Snow Prince』
- アーティスト: スノープリンス合唱団,野島伸司,増田武史
- 出版社/メーカー: ジャニーズ・エンタテイメント
- 発売日: 2009/12/02
- メディア: CD
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当時12歳だったジャニーズJr.森本慎太郎を中心とする平均年齢10.5歳という期間限定ユニットの唯一のシングル。森本主演映画『スノープリンス 禁じられた恋のメロディ』の主題歌です。なんとなくですが、全部ジャニーさんのための企画だったんじゃないかという気がします 笑。
オペラとポップスを融合した「ポップオペラ」を自称する作風でSMAP等にも楽曲提供している藤澤ノリマサによる、ドビュッシー『ベルガマスク組曲』の『月の光』を引用した壮大な楽曲です。作詞は野島伸司。
何より素晴らしいのが歌声。
声変わり前の男の子の歌声は天使の声だなんて言われますが、まさに天使のような透き通った声です。時折感じる歌の拙さもむしろプラスに。個人的には「ぐんじょーう 絵の具で~」「ありがとーうのこと~」の部分にグッときました。
歌詞もサビの「世界が今憎みあっているのは ねぇ誰もがきっとごめんねをいわないの*1」をはじめ一切の汚れを知らない世界観なのですが、これはこの歌声だからこその説得力でしょう。同じ詞を成人歌手が歌ったらそれだけで途端に陳腐なものになってしまう。
バックのコーラスも綺麗です。
この後森本くんはあっという間に大きくなったこともあり、声変わり直前期という貴重な瞬間を真空パックしたかのような楽曲となりました。
現在の彼がラグビー部の先輩みたいな風貌になっていることも曲の儚さを倍増させますね…。
残り2曲はHΛL編曲のクリスマスメドレーやBOUNCEBACKによるオリジナル曲『Bitter Moon』。後者は声変わりした今のほうが似合う曲かもしれません。
*1:前後の流れを考えると正直違和感のあるフレーズなのですが