スピード感(仮)

自分の好きな音楽、中古屋で収穫したCD等についてつらつら語ります

下半期ベストトラック2018

 

diaryshinikana.hatenablog.com

続いては下期。
どうしても15曲に収まらず、2018年なので18曲としました。
下記には挙げられませんでしたが、三代目今市が直球のR&Bに挑んだソロ作や、衰え知らずの瑞々しいメロディーを紡ぐラルクTETSUYAソロあたりも良かったです。

 

18.SUSHIBOYS『遊戯王

350

350

 

https://www.amazon.co.jp/遊戯王/dp/B07JQ88843

国内外共にラップシーンというものはリリックの文脈がわからないと曲の神髄を理解できず置いてけぼりな気持ちになることも多いのですが(だからサマソニChance the Rapperも盛り上がりきれなかった)、これなら俺もわかるぞ。
遊戯王世代なのでテーマの時点で悶え死。不穏なトラック+物騒なフロウ回しでこの歌詞を歌うのが最高です。

 

17.Nile Rodgers & CHIC『DANCE WITH ME feat.Hailee Steinfeld』

It's About Time

It's About Time

 

Chic feat. Hailee Steinfeld - Dance With Me - YouTube

『Get Lucky』以降の再評価も後押しし、26年ぶりにCHIC名義を持ち出した新作より。
特に何か新しいことを演っているわけでもなく、今風のメロディーやリズムの強度を除いて、やってること自体は往年の楽曲と本当に何も変わらない。
しかし王者の風格すら感じるど真ん中のディスコサウンドには否応なしに身体が動いてしまいます。王道こそ至高なのです。

 

16.The Smashing Pumpkins『Silevery Sometimes(Ghosts)』

Shiny and Oh So Bright, Vol. 1

Shiny and Oh So Bright, Vol. 1

 

The Smashing Pumpkins - Silvery Sometimes (Ghosts) (Official Video) - YouTube

James Ihaをはじめとするオリジナルメンバーの復帰作より。
気怠くてどこかセンチメンタルなメロディー・フレーズが満載のミドルテンポのオルタナナンバー。
復活以降の作品が物足りなかっただけに、オリメンが復帰するだけで″あの頃″のような楽曲が生まれるとは思わなかったです。
アルバムでは、なんだかTeenage Fanclubのようにほっこり暖かい『Travels』も名曲でした。

 

15.マキシマム ザ ホルモン『拝啓VAP殿』

マキシマム ザ ホルモン 『拝啓VAP殿』 Music Video - YouTube

レコード会社移籍に際し、古巣への感謝の思いを込めて発表された1曲。
予襲復讐』における亮君の信条が重すぎ・痛すぎでとても聴けたもんじゃなくそのまま離れていましたが、久々のヒット。ポップで楽しいホルモンだ~。
思い返せばホルモンでは『握れっっ!!』『falling jimmy』『糞ブレイキン脳ブレイキン・リリィー』といったメロコアが好きだったのでした。

 

14.Tempalay『どうしよう』

なんて素晴らしき世界

なんて素晴らしき世界

 

Tempalay "Doooshiyoooo!!" [Official Music Video] - YouTube

まさに新感覚。
クリーントーンのギター+シンセが生み出す浮遊感と不可思議なグルーヴが、独特の言語感覚もあいまって新鮮に響く。
曲者のようでメロディーが人懐っこいのも◎です。

 

13.山下智久『You Make Me』

山下智久 『You Make Me』 - YouTube

久々の新譜より。旧友の赤西君の活動にでも触発されたのか、英詞中心・洋楽志向のスタイリッシュな内容になっています。
これは実質オープニングを飾る、密室的なアレンジのアーバンファンク。
山P自身はそこまで歌唱力のあるタイプではないと思いますが、彼の声の美味しい部分だけを抽出して重ねたコーラスワークに痺れました。

 

12.村井研次郎『The Sentinel

【早期購入特典あり】UNDERMINED (シートレンズ付)

【早期購入特典あり】UNDERMINED (シートレンズ付)

 

村井研次郎 - [ UNDERMINED ] Official Teaser - YouTube

どちらかというと疾走するディーパーズが好きなので、『RABBIT E.P』にはそこまでブチ上がらず(どの曲も彼らにしかありえない音世界でしたが)。
そんな面倒なディーパーズファンの心の隙間を埋めてくれたのがこちら。
彼らのライヴではそのあまりにゴリっゴリな音の塊に心を撃ち抜かれたのですが、その時の感覚がよみがえるような鉄壁の演奏による壮大なオープニング曲です。
緊張感に満ちた空間の中、途中で昔のプロレス入場シーンのような激ダサシンセが入ってくるのが笑えます。

 

11.Ariana Grande『thank u, next』

Ariana Grande - thank u, next - YouTube

元カレの実名を次々出しながら過去の恋愛に向き合い別れを告げ次に向かって歩き出すという、一見軽薄に思えるけど曲の背景を理解すると壮絶な重みを感じる1曲です。サンタコスがかわいいとかそんなこと気軽に言える内容ではなかった・・・。
トレンドに合わせた軽めのビートのメロウR&Bで、アリアナの天使のようなコーラスワークが堪能できます。

 

10.早見沙織『Bleu Noir

早見沙織/JUNCTION (CD+Blu-ray盤/2枚組)

早見沙織/JUNCTION (CD+Blu-ray盤/2枚組)

 

https://www.amazon.co.jp/Bleu-Noir/dp/B07KSK511V

本人作のアシッドジャズ(!)。
この声優さん自体をTwitterのフォロワーさんの呟きで知りましたが、声優歌手といえば水樹奈々のように声を張り上げて歌い上げるコテコテの曲しかないと思って勝手に苦手意識を抱いておりました。やはりどの界隈にも異端児はいるのですね。
サウンドだけでも聴きごたえありですが、そこに囁くようなアンニュイな歌声でもって圧倒的な個性を出せるのはさすが声を仕事にしている人だなと思わされます。
アウトロにおけるエモーショナルなピアノとそれに合わせて弾む彼女のスキャットも印象的。

 

9.ゲスの極み乙女。『はしゃぎすぎた街の中で僕は一人遠回りした』

騒動も落ち着いてしっかり音楽に向き合えるようになったのか、2018年の川谷絵音は凄かった。
この曲はソウル+4つ打ちロックにストリングス・ホーンを重ねており上モノは華やかなのだけど、その分空虚な都会のワンシーンを描いた歌詞が際立って聞こえました。
正直かなり染みた曲で、これ聞くたびに2018年を思い出しそう…。

 

8.Jonas Blue『Rise』

ブルー

ブルー

 

Jonas Blue, Liam Payne, Lennon Stella - Polaroid - YouTube

kygo以降に出現したトロピカルサウンドの使い手の一人ですが、何といってもメロディーが良い。それに尽きます。
特にBメロが好き。

 

7.清竜人『涙雨サヨ・ナラ』

目が醒めるまで【初回限定盤】

目が醒めるまで【初回限定盤】

 

https://www.amazon.co.jp/涙雨サヨ・ナラ/dp/B07K48HZC6

バラードの名手の面目躍如。
足を運んだものの今一つピンと来なかった新曲発表会で唯一大いに気に入ったのがこの曲。どうもストックとして前からあったもののようですが…。吉澤嘉代子とのデュエットシングル(これも名曲)のc/wで無事音源化されました。
英語フレーズを歌うハスキーなウィスパーコーラスが印象的で、どちらかというと80年代中盤の安全地帯バラードのような感覚。
編曲は瀬尾一三

 

6.the GazettE『裏切る舌』

the GazettE 裏切る舌 (Uragiru Shita) - YouTube

アルバム『TOXIC』以降は洋楽志向の洗練されたヘヴィネスを追及していた彼らですが、その下地のもとで″大日本異端芸者″期を彷彿とさせるコテコテの和メロを投入。
更にサビではツタツタブラストビートまでぶっこむのだから参りました。
ああやっぱりこういうヴィジュアル系大好きです、カッコつけた音楽聴いててすみませんでしたという気分になりましたね。

 

5.Joji『SLOW DANCING IN THE DARK』

Joji - SLOW DANCING IN THE DARK - YouTube

夏の刹那に満ちたHigher Brothersとの『Midsummer Madness』もよく聴きましたが、スローなビートにトリップできるソロ作を。アルバム随一の美メロチューン。
耽美なメロディーとリバーブに満ちた音に身を委ねれば、惨めな自分もなんだか酸いも甘いも噛み分けた孤独な男であるかのような気分になれるものです。

 

4.MIYAVI『Fragile (vs 雅-MIYAVI-)』

SAMURAI SESSIONS vol.3- Worlds Collide -(通常盤)

SAMURAI SESSIONS vol.3- Worlds Collide -(通常盤)

 

https://youtu.be/pjvXiurmXrc

ヤクザ映画のような迫力と凄みのある『Rain Dance(vs 三浦大知,KREVA)』も最高でしたしアルバム自体相変わらず派手なゲスト揃いなのですが、中でもダークホース的な存在感を誇るのが〆を飾るこの一曲。
MIYAVIも上記のJoji同様に88risingに名を連ねていますが、それこそ彼の曲と続けて聞いても違和感のないメロウなオルタナR&Bです。
ここんとこの彼のライヴではシンガーを配することで自身はほぼギターに専念しており、理解はできるものの寂しくもありました。そんな中まさかvs本人というテーマで自身の歌に向き合った楽曲が出てくるとは…。
セクシーなファルセットから力強く歌いあげるフレーズまで、MIYAVIの歌声の魅力を再確認できます。やっぱりもっと歌ってほしいな。
また、ギターフレーズが和風なのも◎。

 

3.Official 髭男dism『Stand by you』

Stand By You EP(初回限定盤)

Stand By You EP(初回限定盤)

 

Official髭男dism - Stand By You[Official Video] - YouTube

2018年一番聴いた″J-POP″。
アルバム『エスカパレード』も良かったのですが、そこから一回り洗練された印象を受けました。
ブラックミュージックを咀嚼したお得意のポップチューンですが、打ち込みのリズム(特にハイハット)が現行HIP-HOPシーンを意識したビートになっているのも耳を惹くポイント。
そして何よりメロディーが最高です。売れて絶頂期に達したバンド特有の無敵感に満ちているかのような煌きで。

 

2.THE 1975『TOOTIMETOOTIMETOOTIME』

ネット上の人間関係についての簡単な調査

ネット上の人間関係についての簡単な調査

 

The 1975 - TOOTIMETOOTIMETOOTIME - YouTube

バンド感を完全に排したトロピカルハウス。メロディー自体は低体温なのにこんなにもキラっキラした曲になっているのがもはやマジック。
出演者の素朴な笑顔が眩しいMVも素敵です。

 

1.ゆるふわギャング『Palm Tree』

Mars Ice House II

Mars Ice House II

 

Yurufuwa Gang "Palm Tree" - YouTube

あらゆる面で物騒な要素がてんこ盛りなのにも関わらず、どこか透明感があり刹那すら感じられるという、そんな彼らの佇まいを象徴する1曲。
本当にLAドラッグ仕込みの浮遊トラックとふわり浮かぶ言葉たちに飲み込まれてしまいそう。こんな音楽はじめて聴いたわ。

 

インディーR&Bとかも結構聴いていたつもりなのですが、意外にも印象に残っているのはロックだったなあという半年。
ふわふわ浮いてばかりじゃやっていけないですしね。
ではまた次の元号で!

上半期ベストトラック2018

あけましておめでとうございます。
今年の大晦日はSASUKEと紅白で過ごしました。紅白、意外にも見ごたえがありましたね。
SuchmosのW杯曲がステージングもあいまって予想以上にカッコよく、我らがYOSHIKISUGIZOの年季の入ったナルシズムにも痺れました。
ユーミンMISIAも良かったなあ。

そんな中ですが、2018年のやり残しを。
忘備録としてのベストトラックですが、まずは色々あって未アップだった上期分から振り返りも兼ねて。

 

15.w-inds.『Dirty talk

Dirty Talk(通常盤)

Dirty Talk(通常盤)

 

 Dirty Talk(MUSIC VIDEO Full ver.)/ w-inds. - YouTube

New Jack Swingリバイバルという時流に乗った1曲。なのですが同時に葉山拓亮が手掛けていたデビュー当初をも彷彿とさせるものだから、軽快なトラックとは裏腹に走馬灯が見えるような楽曲となっています。

 

14.鈴木愛理『Perfect Timing』

Do me a favor(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付)

Do me a favor(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付)

 

鈴木愛理 - perfect timing - YouTube

今井了介プロデュースということで00年代国産R&B大好きマン歓喜の1曲。
あんな童顔でこんなセクシーな歌声も出せるのですねという驚きも。

 

13.小室哲哉『Guardian feat.Beverly

TETSUYA KOMURO ARCHIVES

TETSUYA KOMURO ARCHIVES "K"(CD4枚組)

 

 TETSUYA KOMURO feat.Beverly / 「Guardian」(スマートフォン向けゲーム『ガーディアンズ』主題歌) - YouTube

2018年の音楽界を代表するニュースの一つがTK引退。
色々な解釈ができる内容でしたが、心底心が折れましたと言わんばかりのあの会見は直視できないものがありましたね。
実際曲のクオリティーも復活時から比べても出来の波が激しく、限界なのは事実なのでしょう。
そんな中最後の力を振り絞って(?)書き上げた渾身の1曲。
オーケストレーションを率いたシアトリカルなバラードで、ハイトーンのメロディーを歌いあげるBeverlyの声が美しい。
映画やアニメの劇中音楽も多少手がけてはいましたが、ポップスではなくそっちの方向で大成した別の未来もあったのかなとも思わせられます。

 

12.BiSH『NON TiE-UP』

NON TiE-UP

NON TiE-UP

 

BiSH / NON TiE-UP[OFFICIAL VIDEO] - YouTube

全裸MVに始まりWACKの手法ってあまり好きではないのですが、ブレイクしたタイミングでゲリラ的にこういう曲を放り込んくるのは素直に面白いなあと思いました。
スタジアムロック的な楽曲にひどい歌詞。がなるような歌声もカッコいいです。

 

11.STUTS×SIKK-O×鈴木真海子

https://www.amazon.co.jp/Summer-Situation/dp/B076VZ1QPG

STUTS×SIKK-O×鈴木真海子 - Summer Situation (Official Music Video) - YouTube

星野源にまでフックアップされ益々評価上昇中なSTUTSですが、アルバムにも入らずひっそりと配信リリースされたこの曲をピックアップ(正確には2017年12月末リリースですが)。
ソウル・シティーポップをベースとするいつもの洒脱なトラックに、クールで気怠い真海子さんの歌・ラップが実に似合う。真海子さん最高すぎる。

 

 

10.BTS『FAKE LOVE』  

 

 BTS (방탄소년단) 'FAKE LOVE' Official MV - YouTube

色々あったことも含めて今年を代表する1曲では。
世界を制した王者の風格とその裏の刹那を思わさせる、哀愁のメロディーが最高。
西洋由来のサウンドに線の細いアジア人ならではの旨みを乗せてオリジナルを生み出した、という意味ではかつてのV系に通じるものもあります。

 

9.・・・・・・・・・『1998』

「                」

「         」

 

シューゲ+ギタポ志向の、よくわからないアイドルによる1stアルバムより。
青春のきらめきと共に疾走する系アイドルソングに轟音ギターでノスタルジーを振りかけています。
Plastic Tree『グライダー』なんかを思い出しました。

 

8.Awich『What You Want (feat. IO)』

https://www.amazon.co.jp/What-You-Want-feat-Explicit/dp/B07F73V2J3

Awich - What You Want feat. IO (Prod. Ke Yano$ & Chaki Zulu) - YouTube

あり余るエロス。スモーキーなトラックに男女のセクシーなフロウが浮遊します。
適度に英単語を織り交ぜたIOのフロウは、見方を変えればルー大芝的なのですが、そんなdisを跳ね返す存在感かと。

 

7.Charlie Puth『BOY』

ヴォイスノーツ

ヴォイスノーツ

 

 Charlie Puth - BOY [Official Audio] - YouTube

透明感のあるシンセが印象的なトラックと、甘くて爽やかなヴォーカルの組み合わせが絶妙なホワイトファンク。
間奏のエレピも心地よいです。

 

6.Kylie Minogue『Stop me from Falling』

GOLDEN

GOLDEN

 

Kylie Minogue - Stop Me From Falling (Official Video) - YouTube

Aviciiの逝去というトピックもあった年ですが、そんな中ダンスミュージックの歌姫がカントリーEDMに着手。
生楽器の温かい音色も印象的で、ほっこり踊れるダンスチューンです。
カイリーは代表曲ぐらいしか知りませんでしたが、これを機にアルバムを集め始めてしまいました。

 

5.NOCTURNAL BLOODLUST『WHITEOUT』

WHITEOUT[初回限定盤]

WHITEOUT[初回限定盤]

 

NOCTURNAL BLOODLUST - WHITEOUT (MV FULL) - YouTube

デスコア要素はそのままに。広がりのあるメロディーにギタリストCazuqiの趣味である轟音ギターを重ねた新境地。
序盤で聞こえるホーンも意外と相性ばっちりです。
これは今後すごいアルバムが生まれるに違いない…と思ったんだけどなあ。

 

4.SALU『My Love』

SALU「My Love」 - YouTube

温かみのあるギターのループをフィーチャーしたハートフルなラヴソング。MVも素敵。モデルさんの醸し出すナチュラルな幸せ感が半端なく、なんだか家庭を持ちたくなりましたね 笑。
この曲が初披露されたライヴに行ったのも良き思い出です。SHOKICHIも間近で見れたし。

 

3.三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE『RAINBOW feat.Yellow Claw』

三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE feat. Yellow Claw / RAINBOW - YouTube

清涼感溢れるミドルEDM。
国内シーンを制したからこその光と影、それを背負って歩き出す姿を描いたようなドロップにグッときます(外注なので実際はそんなこと微塵も考えていないと思うけど)。
メンバーが海辺でわちゃついているMVも眩しくて泣ける。

 

2.CHVRCHES『Wonderland』

ラヴ・イズ・デッド

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CHVRCHES - Wonderland - YouTube

映画のエンドロールにも似合いそうなスタジアム感のあるシンセサウンドと、ほんのりと憂いを含んだメロディーの組み合わせ。
ベタとはいえツボなもので個人的には『The Mother We Share』に次ぐヒット。

 

1.TWICE『What is love?』

A Ver / TWICE ミニ5集 [What is Love]

A Ver / TWICE ミニ5集 [What is Love]

 

TWICE "What is Love?" M/V - YouTube

Dance The Night Away』共々18年の前半はTWICEばっか聴いてました。『TT』のときは「ふ~ん」でしたがこの曲で遂に落城。
当然歌謡曲でもなく洋楽とも少し異なる、これぞアジア流のKawaiiとしか表現できない独特のメロディーラインにやられてしまいました。
日本語verもテレビで披露されてましたが、この曲はKorean verでないとダメだ。

 

TWICEかわいすぎ!ということで下期へ・・・

氣志團万博2018(2日目)に行ってきました!

今年も恒例の夏納め、氣志團万博へ行ってきました。
簡単な忘備録です。

 

グループ魂
平均年齢50歳のおっさんらがしょうもない曲をかき鳴らすというかたちのパンクバンド。
2017年のブルーリボン賞 主演男優賞受賞俳優でもある阿部サダヲ、彼がステージにあがるだけで会場全体が沸くから凄いです。
しかしまあ港カヲルによる「氣志團万博とかけまして女と解きます。その心は?たまにしかやらせてくれません」という前説からもうひどいw。
3年ぶりの出演ということで『ペニスJAPAN』も3年ぶりに聞いた。この曲は群を抜いてひどい。

 

LiSA
ここ数年の自分にとって最も肌に合わない音楽ジャンルの一つにアニソン系がありまして。彼女は演歌的な歌唱ではないので聴きやすい方ですが、それでもあまり聴かないなあという。
そこで仲直りのためにも見に行いった次第です。
『best way,best day』をはじめラウド且つパンキッシュな楽曲群は確かにカッコよかったけど、それ以上にMCがきっついなぁという別の発見が。
声もキャラも作りすぎじゃない?、という違和感に耐えきれず休憩へ。

 

東京スカパラダイスオーケストラ
思い出深い『銀河と迷宮』をやっと生で聞けた!
  
ORANGE RANGE
彼らがメガヒットを飛ばしていた時期が自分の中学3年間にちょうど重なるので、曲がもう染み込んでいる。見ないわけにはいきません。見るのは5年前のロッキンぶり。
初っ端の『上海ハニー』から『以心電信』『イケナイ太陽』というアラサー皆殺し全員大合唱の夏アンセムの数々。
イベントを通しての曇天だったにもかかわらず、『イケナイ~』のときだけ唯一太陽が顔を出したの、出来すぎでしょう。
大胆にも2曲目に入れ込んだ新曲『Ryukyu Wind』が「らしい」エレクトロポップなのも良かったです。
メンバーがいい感じにおっさんになっていて(YAMATOだけは若い)月日を感じたりもしましたが、別の意味でそれを感じさせたのは演奏のビルドアップぶり。
中でもラストの『キリキリマイ』は凄みすら感じる演奏でした。正直もっとダサい曲だったはず。最後はギターノイズをぶっ放して帰って行きました。

 

the GazettE
100点満点のライヴでした。彼らがかっこよくあり続ける限りはヴィジュアル系は死なないと思う。
好感度の塊であるRUKIさんMCですが、中でも「いつも来てくれてる奴ら!お疲れ、初めての人!また暴れましょう」ってのがよかった。

 

森山直太朗
このフェスでの愛されキャラこと直太朗氏。
皆の期待通り『夏の終わり』を披露したあと、氣志團カヴァーを経てのラスト『群青』が素晴らしかった。
サビで「Hey Siri 僕の悩みを聞いてくれよ」と誰にも言えない悩みをsiriに向かって打ち明ける描写がとても印象的な楽曲なのだけど、二番から何故か氣志團の面々がステージに出てきてサビに合わせて一人一人尻を出していく…。
最後それを直太朗が怒るんだけど、実は自分もズボンに穴が空いていて尻出てたというオチ。
なんでそんな演出にしちゃうのかなあと思うんだけど、彼なりの照れ隠しなのかなとも。

 

HYDE
ソロになっても圧倒的なカリスマぶりは健在。
個人的にはラウドロック路線にいまいちハマれないだけに『HONEY』の良さが際立つ。これにはフードエリア含めた会場が沸いた。

 

ヤバイTシャツ屋さん
HYDEがまだやっているうちから本気のリハ(『Tank top of the world』含む)をやってしまうという怖いものなしぶり。
自らが築き上げた「ラルク」という看板を乗り越えようともがいている(ように見える)彼とは対照的に、取るに足らない学生の日常的な歌詞の曲を無邪気に演奏しめちゃめちゃ盛り上げる彼らの姿を見ながら複雑な気持ちになったよ…。
初見でしたが、曲はキャッチー+演奏はしっかりカッコいい+ちょうどいいテンポ感でサクサク笑いをとっていく漫談MC、というそりゃあ売れるわという印象です。
『あつまれ!パーティーピーポー』『ハッピーウェディング前ソング』なんかでは柄にもなく大声でシンガロングしてしまいました。
個人的には『週10ですき屋』も聴きたかったな。

 

THE ALFEE
今日のお目当て。結成45周年とのこと。
そもそもフォークを出発点としながらHR/HMを取り入れていった時点で意味不明なのですが、グラサン・フォークおじさん・ヘビメタで王子という3人の並びは改めて見てもやっぱりおかしい。
野外ライヴのパイオニアだけあるステージング、圧倒的な声量・ハーモニー、スタジアム仕様のゴージャスな音作り、そして平成のゆとり世代(ヤバT)に喝を入れるが如くの熱い歌詞・・・全部最高。
シングル曲をメインとした構成ながら、まさかの選曲として坂崎氏が謎のハイトーンを聞かせる名ミドルメタル『恋の炎』も。

 

MIYAVI
正直なところ『SAMURAI SESSIONS vol.2』以降の楽曲がいまいちだな~と思っていましたが、やっぱりライヴで観るとカッコよかったです。
サイドにシンガーを配したことで益々本人の歌が減ったのが寂しくもあるのですが、ギターがあれだけ歌い叫んでいるのだから不要なのだということは理解できます。
基本的にダンスチューンを並べたセットリスト。
ただ彼の真骨頂は『Fire bird』『WHAT'S MY NAME?』といったアッパーなロックチューンだと思うのでこの路線での新曲が欲しいところ。
いろいろ書きましたが、とにかくカッコよかった。

 

氣志團
『走れ正直者』『踊るポンポコリン』あり『U.S.A(O.N.C)』ありの、学園祭のクロージングセレモニーのようなあったかいステージ。
翔やんも「ありがとう以外言うことがない」と言っていましたが、こちらもありがとう以外書くことが思い浮かばない。最高の夏納めをありがとう…!!
『ゆかいな仲間たち』とか『Theアイシテル』あたりの曲の良さも再認識。

 

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ではまた来年~!

下半期ベストトラック2017

あっという間だった2017年。
サマソニ・VJS・氣志團万博と参加したどのフェスも素晴らしかったですし、
その他のプライベートではドバイ旅行と3年ぶりのシンガポールそしてホノルルマラソンが楽しかった、そんな1年でした。

 

では2017年下期によく聴いた曲です。
カヴァーものであまりに良かった2曲も選外として選びました。


選外:TWEEDEES『プリン賛歌』

à la mode

à la mode

 

これはズルい。アニメおじゃる丸のED。
幼いころよく聞いていたこの曲が見事にTHE沖井礼二サウンドに生まれ変わっていて、その相性に驚きましたね。

 

選外その2:半田健人『justφs』

HOMEMADE

HOMEMADE

 

「JustiΦ's」MV 半田健人 - YouTube

自身ですべての詞曲演奏を手掛けた宅録アルバム『HOMEMADE』より。
正直門外漢では評価不能の狂ったアルバムです。カメレオンのようにころころ変わる歌声も、『どすこい超特急』に代表される曲タイトルも・・・。
そんな中思い出補正もあって一番聴いてしまうのは、やはり自身主演の仮面ライダー555主題歌のこれ。
思いっきり昭和歌謡なアレンジでしっかりアルバムに馴染んでいます。
歌い方は他の曲同様昭和歌手っぽいようで、どこか原曲でのISSAの歌唱に引っ張られているのが可笑しい。


16.THE RAMPAGE from EXILE TRIBE『100degrees』

100degrees

100degrees

 

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE / 「100degrees」 (Music Video) - YouTube

LDHの悪ガキ集団の4thシングル。TVでのパフォーマンスもMVもイキりまくりで凄かった。コンビニで彼らがたむろしてたら逃げたいと思います。
メロディーもラップも良いのですが、何よりトラックがカッコいいな。
ハイロー関連の諸作と並ぶ、LDHの本気がここに。

 

15.PUNPEE『Bitch Planet』

MODERN TIMES

MODERN TIMES

 

 さすがにおさえとかないとまずいだろということで聴いたアルバム『MODERN TIMES』より。
どちらかというとアルバムトータルで評価されるべき作品ですが、強いて1曲あげるならこれかなと。
00年代初頭のR&Bみたいなキラキラしたトラックにツボを突かれ、RAU DEFとのコミカルなやりとりにほっこりしました。

 

14.Hi-STANDARD『The Gift』

THE GIFT

THE GIFT

 

 まさかのフルアルバム。リアルタイムで聞いてたらまた違った反応になるのでしょうが(陰キャ)、後追いの身なのですんなりと受け入れられました。
甘酸っぱいメロ×ヘタウマなハーモニー×疾走、というハイスタ黄金律を見事に再現した名曲。
アルバムはちょっといまいちでしたが、この曲に関しては往年の名曲群に充分肩を並べられるんじゃないかと。

 

13.AKB48『11月のアンクレット』

11月のアンクレット

11月のアンクレット

 

【MV】11月のアンクレット Short ver. / AKB48[公式] - YouTube

AKB久々の超快作。
まゆゆ卒業記念シングルで、ノスタルジックな気持ちにさせるメロディーをナイアガラ調のアレンジが引き立てます。
『ラブラドール~』のときもそうだったし、秋元康の中ではまゆゆ=ナイアガラなのでしょうか。髪型ちょっと聖子ちゃんっぽいし。
しかしどんどん知ってるメンバーがいなくなっていくのは寂しいものです。

 

12.weezer『Weekend Woman』

PACIFIC DAYDREAM [CD]

PACIFIC DAYDREAM [CD]

 

歪んだギターが大きく後退した異色作『Pacific Daydream』より。
今の音楽シーンに合わせた打ち込みリズムが目立つサウンドなのですが、そこに持ち前の美メロがうまくはまったかたちなんでしょうね。
この曲は比較的従来に近いアップテンポナンバーで、サビでこれでもかというほどキラキラしたメロディーに浸れます。

 

11.AKLO×JAY'ED『Different Man』

Different Man

Different Man

 

AKLO×JAY’ED「Different Man」Music Video - YouTube

BACHLOGIC全面プロデュースによるコラボ盤より。
The WeekndっぽくもあるしBlood Orangeっぽくもある、最新のR&Bポップ。

 

10.gibkiy gibkiy gibkiy『告白』

In incontinence

In incontinence

 

イントロ大賞。特にaieのギターが入る瞬間はまるで地獄への扉が開くかのよう。
ここ数年を振り返ってみてもロックでここまで痺れたイントロはなかったような。
曲自体はひたすら「愛してる~」という呻きが続きます。呪われそう。

 

9.HAIM『Ready For You』

SOMETHING TO TELL YOU [CD]

SOMETHING TO TELL YOU [CD]

 

HAIM - Ready For You (Audio) - YouTube

数年ぶりにリリースされた2ndより(1stが出たときノーチェックだったのは痛かった)。
バンドらしい骨太さは後退した分、80年代アメリカンポップス色が前面に出た1枚でした。
捨て曲なしだったのでどれ選んでもよかったのですが、今回は3姉妹のコーラスワークが堪能できるこの曲を。
なんかフレンズとかフルハウスとかで流れても違和感なさそう。

 

8.KEYTALK『誓い』

誓い

誓い

 

今年遂にCOALTAR OF THE DEEPERSのライヴに行ったのですが、最寄駅でギターの小野氏を見かけまして。聴かず嫌いは良くないと聴くようにしましました。
この曲はシングル『セツナユメミシ』のc/wでドラマー八木作。
前半はポストロック寄りのギターが印象的なアップテンポの歌ものなのですが、後半はギターソロを合図に宇宙空間へ飛んでいきます。
怒涛のドラミングや轟音を切り裂くフリーキーなギターはどこか『The Breastroke』を彷彿とさせますし、シンセの感じや近未来アニソンっぽい雰囲気は『Yukari Telepath』っぽい。
心なしか首藤ヴォーカルもナッキーに聞こえてきます。
DEEPERSファンは是非チェックを!

 

7.関ジャニ∞『今』

ジャム(通常盤)

ジャム(通常盤)

 

SMAP『オリジナルスマイル』あたりの馬飼野康司による諸作やV6『Believe Your Smile』などと並ぶ究極のジャニーズポップス。
提供はニセ明こと星野源(吉岡里帆とのあのCMだけはどうにかなんないのかな)。
『YELLOW DANCER』以降特に才能が爆発している彼ですが、ジャニーズアイドルにまで名曲を提供できるとなると本当に敵なしというか。
自身のシングルもc/w含めて良かったです。

 

6.LUNA SEA『Thousand Years』

Thousand Years

Thousand Years

 

そのあまりのラフさ加減にちょっと面食らってしまったアルバム『LUV』。ジャケのイメージと全然ちげぇ~!
メロディーに悪い意味での90年代っぽさも感じてしまう曲もありましたが、次の展開に希望が持てる作品ではあります。
そんなアルバム中で一番気に入ったのがINORAN作のこれ。
現在の氏のモードをそのまま持ち込んだカラッとしたオルタナロックで、近年のINOソロが好きな身としては感涙の1曲でした。
「オーオー」のコーラスもエモい。

 

5.米津玄師+菅田将暉『灰色と青』

灰色と青 ( + 菅田将暉 )

灰色と青 ( + 菅田将暉 )

 

米津玄師 MV「 灰色と青( +菅田将暉 )」 - YouTube

今の日本のエンタメシーンにおける最もトレンディーな組み合わせ。
純粋に良い歌です。Aメロがいいんだよなあ。

 

4.David Guetta & Afrojack『Dirty Sexy Money feat.Charli XCX & French Montana』

Dirty Sexy Money (feat. Charli XCX & French Montana) [Explicit]

Dirty Sexy Money (feat. Charli XCX & French Montana) [Explicit]

 

2017年夏最大の恨みと言えばCharli XCXのサマソニドタキャンです。自身のシングルも客演曲もどれも良かったので今年是非一度見たかったのですが…。
大物DJ二人のコラボによる、ノイジーなダンスチューン。
クリスマスソングみたいな綺麗なシンセによる導入でメロウ路線かと思わせといて、全然そんなことなかったですし、なんなら歌詞は中々エロい。
彼女のハスキーな歌声にはこういう畳みかけるようなメロディーが合いますね。

 

3.欅坂46『太陽は見上げる人を選ばない』

真っ白なものは汚したくなる (Type-A)(DVD付)

真っ白なものは汚したくなる (Type-A)(DVD付)

 

去年の『世界には愛しかない』『二人セゾン』があまりに素晴らしかっただけに今年のシングルの不出来具合には唖然とする他ないのですが、アルバムには良曲がたくさんあって安心。
EDMをベースとし爽快に突き抜けた、2017年に在るべき王道アイドルソングという印象です。
サビ後の「OH OH OH...」も今風で且つちょっとエモい。
個人的にはシンガポール放浪中にメトロでよく聴きました(あの近未来都市によく合うんですよ)。

 

2.DJ RYOW feat.SALU & SOCKS『ORERA NO ERA』

THE MIX TAPE VOLUME #5 -4eva Young-

THE MIX TAPE VOLUME #5 -4eva Young-

 

DJ RYOW feat.SALU & SOCKS『ORERA NO ERA』【Music Video】 - YouTube

思いっきりミーハー発言ですが、今年のSALUは凄かったですね。自身のソロ作や幅広い客演のどれもよかった。
物騒なフリースタイルバトルやギャングの独白みたいなラップにあまり馴染めない身としては、彼みたいなスタイルのラップをもっと聴きたいなーと思う次第です。
とくに最近の彼の場合はリリックやMVの表情から、今を楽しんでいるのが凄く伝わってくるのが良いなと。
『CATTY』か『illuminate』とも迷ったのですが、今回は今の自分に向けての応援歌としてこれです。

 

1.kygo『Stranger Things feat.OneRepublic』

Stranger Things

Stranger Things

 

Kygo - Stranger Things (Audio) ft. OneRepublic - YouTube

今頃になって前作『Cloud nine』をヘビロテ中なのですが(主に出勤中)、やっぱりトロピカルハウスは耳に優しいし癒されます。
この曲はOne Republic本体にも通じる開放的なメロディーが印象的な、お得意の浮遊ポップです。
何より綺麗な音色のドロップが気に入りましたね。
夏にも聴けそうですが、冬の夜空を眺めながらのチルアウトとしても良いかなと。

 


ということで、上期と合わせ2017年ベストソングは

5.欅坂46『太陽は見上げる人を選ばない』
4.DJ RYOW feat.SALU & SOCKS『ORERA NO ERA』
3.kygo『Stranger Things feat.OneRepublic』
2.DJ Khaled『I'm the one』
1.JJJ『BABE feat.鋼田テフロン

でした。

2018年も良い一年になりますように。

上半期ベストトラック2017

久しぶりの更新です。
更新の時間を確保するのが難しく、すっかり放置気味ですが、年間BESTモノだけは意地でも続けます!
サマソニ行く前に書いていたので、早くもチェックしそびれが多くあったことを実感していますが・・・

 

16.SEX VIRGIN KILLER『Dead End Breaker』

VAZINISM (ヴァジニズム)

VAZINISM (ヴァジニズム)

 

www.youtube.com

 今時エクスタシー期のXだとかAIONだとかを彷彿させる時代錯誤甚だしいルックスのバンド。
10年前ぐらいに一度一部で話題になっていましたが、それをすっかり忘れていた中でようやく出た1stアルバム。
しっかりと鉄壁な演奏、ギターソロもしっかりドラマティック、なのにそこに乗るヴォーカルが余りにナルシスティックでヘロヘロで悶絶。V系はこうでないと!
好む音楽は年々変わってきていますが、結局こういうのは聴いてしまいますね。

 

15.小室哲哉『rever feat.大森靖子

Tetsuya Komuro JOBS#1(2CD)

Tetsuya Komuro JOBS#1(2CD)

 

Tetsuya Komuro / JOBS#1発売直前 ティザームービー ver.2 - YouTube

 大森靖子をフィーチャーした小品。
タイアップに合わせてサクッと作ったものとは思いますが、これがまた良い意味でのTHE小室節の名曲。
ファンタジックなシンセに彩られたサウンドの上を、キーボードが例のリズムで弾む!
ふわっとした彼女のヴォーカルもとても合っています。

 

14.KREVA『FRESH MODE』

嘘と煩悩 (通常盤)(CD)

嘘と煩悩 (通常盤)(CD)

 

 どこか奥行きのあるトラックが印象的で、全体的にメロウなアルバムを象徴する1曲。
ラップ・加工ボイスもどこか海外の最新モードっぽさが感じられ、全体的にドープな雰囲気なんだけど、そこにフッと甘いフックが入ってくるのがたまらない。

 

13.fazerdaze『Lucky Girl』

MORNINGSIDE

MORNINGSIDE

 

 


Fazerdaze - Lucky Girl (Official Video)

ニュージーランド宅録女子。いいなあニュージーランド
キラキラしたアルペジオに彩られた爽快なギタポ+リバーヴのかかった女子Vo.・・・。
もうこの手のインディーポップ、どれ聞いても同じだろと思うのですが、やっぱり抗えない。MVも昔見た洋画のワンシーンみたいで素敵です。
ただアルバムはもっとどんよりしていて期待外れ。

 

12.西野カナ『パッ』

パッ(初回生産限定盤)(DVD付)

パッ(初回生産限定盤)(DVD付)

 

 カナやんかわいい。
ダンスもかわいい。

 

11.PLASTICZOOMS『Breitenbach』

PLASTICZOOMS

PLASTICZOOMS

 

 以前の曲で例えると『Cry,Distance』のような、フロントマンSHO氏の低体温Vo.+哀愁エレポップ系統の曲が好きなので、まさに待ち望んだ1曲でした。

 

10.The Chainsmokers『HONEST』

メモリーズ...ドゥー・ノット・オープン

メモリーズ...ドゥー・ノット・オープン

 

 The Chainsmokers - Honest | (Traducida al Español) - YouTube

今年頭今頃になって『Closer』にハマり、『Paris』にもハマり・・・という中で出たアルバム『Memories...Do Not Open』より。
たしかに上記2曲の路線を期待した身からすると期待通りなんだけど、似たような曲ばかりで逆にビビるという。
とはいえ1曲1曲は良いです。みんなで歌えるEDMの様式をベースに、こういう切なさを持ち込んだのは発明では。
ジャンルとしてはフューチャーベースとのことだけど、80'Sっぽさすら感じますね。

 

09.ゆるふわギャング『Hunny Hunt』

Mars Ice House

Mars Ice House

 

 本当は『Dippin' shake』が一番好きなんですが去年に発表されていたので。
彼らの特徴である、ちょっとかわいらしいトラップサウンド+ふわっとした男女ラップ、による独特の浮遊感という彼らの良さが詰まった曲。
これはプーさんのハニーハントがテーマとのことで、あまりダーティー過ぎずただただ気持ち良いのが好きです。

 

08.VAMPS『Don't Hold Back』

UNDERWORLD(通常盤)

UNDERWORLD(通常盤)

 

 よりヘヴィーロック・インダストリアル寄りに傾いたアルバム『UNDERWORLD』収録曲。
どんなに音がUS仕様になってもHYDEの艶やかな歌声と二人のメロディーセンスは揺るがないのだなと再認識しましたね。

 

07.LOVE PSYCHEDELICO『Might Fall in Love』

LOVE YOUR LOVE【通常盤】

LOVE YOUR LOVE【通常盤】

 

 


LOVE PSYCHEDELICO - Might Fall In Love(Short ver.)

デリコ、かっこいいけどメロディーの上下/抑揚がなくてどれ聴いても同じ…というイメージを大きく覆した1曲。
ラテンっぽい雰囲気のセクシーなミドルナンバーですが、こんなにメロディーがキュートな曲って彼らの中にほとんどなかったのでは。
MVのKumiさんも妙にかわいいぞ。

 

06.清竜人25マリッジブルーを抱きしめて』

WIFE(通常盤)

WIFE(通常盤)

 

 解散コンサートがあまりに素晴らしかった彼らのこれまた名盤『WIFE』収録の新録曲。
アッパーな曲が多めな従来に反し、テンポをぐっと落とし曲のバリエーションも充実させていた当作を代表する1曲です。
サビでの抑えめなヴォーカルの掛け合いが綺麗で、マリッジブルーというテーマをこうファンタジックに描いてしまうとは清竜人はやはり天才だなと 笑。
また、意外と彼らの曲でここまで男女ヴォーカルを擁する意義を感じさせるものって多くなかったなあと感じたり。
竜人氏のいつもならカッコよくキマる台詞もここでは夫人達に悉くあしらわれてしまうのも良いですね。

 

05.岡崎体育『Natural Lips』

XXL(初回生産限定盤)(DVD付)

XXL(初回生産限定盤)(DVD付)

 

 

岡崎体育 『Natural Lips』Music Video - YouTube

逆空耳ソング。というとSOPHIAの『HARD WORKER』が思い浮かぶ脳なのですが、歌詞としての意味を除けばそれをはるかに上回る完成度かなと。
方々でSOUL'd OUTが引き合いに出されていますが、ディスコ調のトラックの感触も含め、私も同じことを思いました。
「ブス 否 美人」は2017年屈指のキラーフレーズ。

 

04.Calvin Harris『HOLIDAY feat.Snoop Dog,John Legend & TAKEOFF』

Funk Wav Bounces Vol 1

Funk Wav Bounces Vol 1

 

Calvin Harris - Holiday (Official Audio) ft. Snoop Dogg, John Legend, Takeoff - YouTube

 サマソニでのセットリストが「カルヴィンショック」などと揶揄されていますが、アルバム『Funk Wav bounces Vol.1』自体は本当に傑作なんですよ。
アルバム通して傑作なので選ぶのが難しいのですが、今回はタイトルのイメージから最も裏切られたこの曲を。(『Feels』と迷った)
John Legendのスモーキーな歌声の映える、よりヴィンテージ感の強い1曲です。

 

03.sukekiyo『斑人間 Collaboration with 福井祥史(VINYL, ex.STRAWBERRY FIELDS, ex.D'ERLANGER)』
リメイクものはこういう中に入れたくないのですが、でもめちゃくちゃ聴いたので。
元々は2014年発表したものを、福井祥史をゲストボーカルに加えて再録しています。
VINYL時代から一切の衰えのない、福井氏のハイトーンボイスが健在でびっくり。
そしてクリーントーン主体のsukekiyoにおいては比較的メタル寄りの曲なので、この歌声がしっかりハマる。
彼らの曲がやはりどんどん難解になってしまうなかで、1stアルバム収録曲はメロディーが際立っていてどれも好きだなあと再確認。

 

02.DJ Khaled『I'm the one feat.Justin Bieber,Quavo,Chance the Rapper,Lil Wayne』

Grateful

Grateful

 

 DJ Khaled - I'm the One ft. Justin Bieber, Quavo, Chance the Rapper, Lil Wayne - YouTube

ラッパー勢の豪華ぶりも凄いけど、リラックスした横ノリサウンドを彩るジャスティンの甘い歌声が好き。
ガンガンの冷房の中こういうのを聴いて、青空と海を眺めていたくなるようなw。

 

01.JJJ『BABE feat.鋼田テフロン』

HIKARI

HIKARI

 

www.youtube.com

 これは完全にいい意味での雰囲気モノです。
正直何をラップしているのかほとんどわからないし、彼自身が何者かもあまりピンと来ていない。
なのにフロウもビートもただただ心地よい。鋼田テフロンのフックもめちゃくちゃ耳に残る。
GWに香港に旅行に行ったこともあり、MVでの香港の夜景・街中の映像もグッとくる。
このちょい後にKEN THE 390がテフロン氏をフィーチャーしたメロウものをリリースしていてそっちのが遥かに解りやすいのですが、何故かこっちばかり聴いてしまいますね。


ということでなんとなく浮遊感のある曲が多めな2017上半期。
仕事もアレだし、音楽を聴くときはふわっとしていたい、的な思いの表れかも・・・。